
自己分析とは、過去の経験から自らの活躍度を見出し、それを将来に活かすイメージを持つことである。
これをあるリンゴ農家を経験を例にまとめてみましょう。
あなたはリンゴが名産のある町の町長です。がんばったリンゴ農家を表彰する立場にあると考えてください。
@私のりんごの木には、たくさんの実がなりました。
➡これだけでは、個人の評価のしようがありません。木がよかったのか?環境がよかったのか?たまたまその年の気象条件がよかったのか?たくさんってどれぐらいなのか?それが本当に成果なのか?
A私は昨年の2倍の収穫を目標にりんごを育てたところ、その目標を達成することができました。
➡ここに目標を加えることで、それが好ましい成果であったことが明確になります。しかし、これでもまだ不十分です。
B私は昨年の2倍の収穫を目標に、仲間と協力してリンゴを育て、その目標を達成することができました。
➡ここで仲間と協力したという、組織・集団で物事を成し遂げたことが明確になります。しかし、これでもまだ不十分です。
C私は昨年の2倍の収穫を目標に、仲間と協力してリンゴを育て、その目標を達成することができました。その過程で、私はリンゴの収穫を増やすための農法を研究し、有効な手段を仲間に提案しました。また、収穫までの作業のスケジュールを明確に立案して、その実行を指揮する係を務めました。
➡ここで集団の中での「私」の役割を具体的に表現することで、目標達成のための活動の過程における、組織の中での「私」の役割が初めて評価の対象となります。この点を具体的に表現し、明確にすることが、自己分析の目的であり、ゴールでもあります。
D私は昨年の2倍の収穫を目標に、仲間と協力してリンゴを育て、その目標を達成することができました。その過程で、私はリンゴを収穫を増やすための農法を、研究し有効な手段を仲間に提案しました。また、収穫までの作業のスケジュールを明確に立案して、それを実行を指揮する係を務めました。そのノウハウを多くのリンゴ農家に伝授して、この町全体のリンゴ収穫量の増加に役立てたいと考えています。
➡さらにもう一歩。その経験値を将来に役立てるイメージを表現することによって、その人の将来の活躍度がさらに明確になり、評価が未来への期待につながることになります。
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いかがでしたでしょうか?すこしはイメージが湧きましたか?
筆記試験がある程度落ち着いたら、しっかりと対策をして最終合格を勝ち取ってください。
以上、東京アカデミー北九州校の品川でした